大部数チラシ印刷。パンフレット、カタログ、チラシ、WEBサイトなど広報物の企画・制作。群馬県富岡市

田村英三からのごあいさつ

ごあいさつ

デジタルメディアの熱い波は、いつか華氏451度に達するのでしょうか。そして紙メディアを駆逐してしまうのでしょうか。私の答えは「ノー」ですし、いまではだれもがノーと言うでしょう。

華氏451度(摂氏220度)とは、紙が自然発火する温度です。レイ・ブラッドベリは、1956年に発表したSF小説『華氏451度』で、書物を読むことも持つことも禁じた政府が、本を摘発し焼き尽くそうとする近未来の国の物語を書きました。

小説とは全く違いますが、インターネットをはじめとするデジタルメディアとITの進展は、少し前、あたかも華氏451度の熱風のごとく言われました。しかし、紙は残りました。紙だから伝わること、紙でしか伝えられないことがある。だから紙は残り続ける、そう思います。

ただし、私はデジタルメディアが増えることに反対ではありません。外に向けて表現したい事柄があるとき、表現が可能なメディアがいろいろあって選べること、それは基本的に歓迎すべき環境です。紙もそのメディアの1つとしてあり続けるということです。

そこで若草印刷です。私たち若草印刷はこの10年ほど、デザインの力こそお客様に提供しなくてはならないものと考え、デザイン制作部門を強化してきました。早くて低コストな印刷はもはや大前提です。その上でお客様が求めるのは、いかに訴求力のある印刷物にできるかでしょう。実現するのはデザインの力です。同じ広告の印刷でも、お客様が本当に伝えたいことを掴み取って、的確に表現するデザインができるかどうかで、広告のコストパフォーマンスには格段の差がつくものです。

私たちにはデザイン力があり、それは今後さらにレベルアップしていきます。そして、デザイン力は紙だけでなくメディアを超えて通用します。お客様の表現したい事柄に対して、最適なメディアを選び、そのメディアに最適なデザインでコンテンツを制作し、メディアに載せて表現する。そのような方向に若草印刷のこれからの可能性があります。

でも、きょう選んで正しかったメディアが、あしたも正しいとは限りません。あした登場するメディアにチャンスを見つけたら、すぐ対応できることが大事だと考えています。

さて、『華氏451度』では後半、本を焼く公安官の主人公が逆に読書のよろこびに目覚めてしまい、政府に追われる身となります。そしてたどり着いたのは、書物になった人々のコミュニティ。一人ひとりが歴史的に著名な書物を全て暗記して、本の語り部となっているのです。なにやら象徴的です。紙の上の文字としてあったコンテンツは、そこから離れて、人の口をメディアにして伝えられていくのです。

表現される内容と容れ物であるメディアとは、いつも相対的で絶対はないのかもしれません。それでも私は紙が好きですが、メディアと表現の世界は変わり続けていくことでしょうね。

代表取締役社長 田村英三

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